車を縁石にぶつけた。
左に曲がるときちょっと急いでて、それなりのスピードで曲がったら縁石が車の下の縁とタイヤにガッガッといってしまった。
車を停めて確認したら、オレンジ色の反射板みたいな部品が大破して散らばっていた。
こうして成人になってから初めて警察のお世話になった。警察記念日。
色々見てもらって、おまわりさんに「これ(反射板)はあなたのせいじゃないですね、違う人ですよ」って言われて、(違う人、届け出ろよ)と思った。
(物を壊したから、減点されてお金取られて捕まるかもしれない。でもスルーしたら、バレたときもっと罪が重たくなってしまう…)とまぁまぁ悩んだわたしの気持ちを返せ。
ベテランドライバーの同期にその話をしたら、「あるある。乗り上げちゃったこととかあるよ。左側の感覚難しいよねえ〜」と言われて、かなり気持ちが軽くなった。
たったこれだけの共感がここまで罪の意識を軽くするとは。ありがとね。
つまり多少ぶつけても気にしなくていいってわかって、良かった。いや、気にはしてるよ。事故ってからめちゃ気をつけて左折してるよ。
でも別に、何も壊していない単独事故は悲しくなるくらいの罪悪感を伴うような大事件ではなかったらしい。
乗っていたのは母の車なので、その後母に報告した。
母が一生懸命貯金してやっと買った車だから怒られるかなぁと思っていたら、体の心配をされた。
非常に申し訳ない気持ちになった。
少し実家に帰りたくなった。
野菜が高い、という話をきいて、自分が生活をしていないことに気づく。
引っ越してからまぁまぁ料理を頑張っていたのに、5月の半ばにゴミを腐らせて食器をカビさせてから嫌になってしまってめっきり作らなくなってしまった。一年前に辞めたはずのイーツパスに再登録してしまった。山積みの洗濯物。ベッドカバーも洗えていない。床には本やパンフレット、フライヤー、明細や請求書が散らばっている。引っ越しの段ボールは、ほとんどがそのまま残っている。公共料金が払えなくて、つい二日前に電気を解約された。
生活とは、どうしてこうも難しいのだろう。
だらしがないね。
それでも映画を観たりお出かけをしたりはできているので、わたしの「できる」ピラミッドの土台は本来あるはずの生活ではなく趣味で固められている可能性が高い。
んで、仕事が忙しいと趣味もままならなくなるから、さらにその下に仕事が陣取っている。わたしはきっとこういうピラミッドでできている。
めちゃくちゃ嫌だ。
絶対逆じゃなきゃいけないのに仕事がどう頑張っても一番下に来るのがムカつく。
仕事なんかしたくない、仕事、嫌いだよ…