フープフラフープ

はらの趣味です

今だけはここにあるよ

 

 

平家物語をやっと観終わった。

これは生活のアニメであり、生活の延長にある人生の小さな喜びや悲しみを大切にしたくなるものだったから、わたしも生活をやりたいと思った。

 

だから普段ならウーバーイーツを頼むところをコンビニまで足を伸ばして皿に出して食べるタイプのお惣菜を買い、お気に入りの中井窯の皿に盛り付けて食べた。

絶対に今日中に皿を洗ってから寝ると決意したら実際に洗うまでに深夜の1:00になってしまったけれど、今までの状態から「盛り付ける」「その日に皿を洗う」をちゃんとできるようになったのは大きな進歩。えらい。

できたらまた自炊ができるようになりたい。

生活

生活

 

皿を洗った後は、しばらく前に回しておいた洗濯機の中身を干さなくてはいけない。

ただ単に家事をするというのは苦痛だから、皿を洗う時も洗濯物を干す時も、家事をするときは基本的にラジオを流している。

 

最近のお気に入りラジオはダウ90000の900000000というラジオなのだけど、これは通勤の時に聴くと決めている。

すごく好きで楽しいけれど、家で聞くのはなにかが違う。

仕事と日常の間を繋いでスムーズに気持ちを切り替えられるようにしたいのかもしれない。

いや、ただ単に少しでも仕事の嫌さを忘れたいのかも。これから行く仕事への想像する嫌な気持ちと、終わった仕事への思い出す嫌な気持ち。

このラジオを聴いている間は頻繁ににやけてしまうので、(にやけながら車を運転する人間、怖いだろうな)と思いながら運転していて、そうするだけでちょっと嫌な気持ちが薄れる。

 

そういうわけで900000000は通勤用なので、今日は内山昂輝の1クール!を聴くことにした。

これもTwitterのタイムラインで推されていて聴き始めたラジオで、初回放送からちまちま聴いてシーズン3の12まできている。2015年の放送というのだから、そこから今までずっとラジオを続けているということが本当にすごい。

特に好きなのは内山さんの好きなものを紹介するコーナーで、映画評の回を楽しみにしている。どういう映画でどこが見どころなのか、何がどう面白かったのか説明するのがとても上手で、見習いたい以前に聴き入ってしまう。観たことのある映画ならより楽しいし、知らない映画であれば観たくなるのでフィルマークスでクリップしておく。

 

たまに節々の話し方が内山さんに似てきているなと思うことがある。それと同時に、一年前に別れた人の話し方にも似ているところがある。他にも前の職場の同期とか、友達とか、読んでる本のキャラクターとか、一定期間よく関わった人の話し方がしばらくうつってしまう。

コンビニ人間という小説がある。その主人公は発達障害で表情の作り方や話し方の正解がわからず、他人のそれをコピーして人と関わっている。わたしにもその気があるのかもしれない。

だから昔から少し芝居がかったところがある。

自分のそういうところが嫌い。全部、無意識なんだけどね。

 

話し方だけじゃない。好きなものだったり、癖だったり、姿勢や歩き方だったり、そういうハッキリ表に出にくい部分にも、関わった人たちの一部がうつっているのを自覚することがある。

 

わたしは、すきな人たちのすきなところでできている。

そう思えばこの無意識の取り込み癖も少しは好きになれるかもしれないね。

 

などと考える夜、既に2時をまわっている。

昨日気付いた背中のできものが痛い。

寝なきゃ〜