フープフラフープ

はらの趣味です

隙間からこぼれ落ちないようにするのは苦しいね

 

 

人と話すのがかなり苦手なのだけど、今日ひとびととご飯を食べに行って「さすがに会話が下手すぎるのでは?」と思った。人とご飯を食べるときは話のネタを考えてからいくものですか?わたしはなんにも考えてないから、共通の趣味がないとなんにも話せなくなっちゃう。その場で気の利いた話をしようにも思いつくのはユーモアのない悪口ばかりで、沈黙が怖いからとりあえず出てきた言葉をこぼして、あぁまたなんて最悪でつまらない話題を振ってしまったのだと後悔して、それが顔に出てしまう。たぶんメンタルが落ちてるわたしのために開いてくれたすげぇありがたい会だったのに、どうしていつもこうなっちゃうんだろう。結局、仕事の話ばかりしてしまっていた。帰り道、カネコアヤノの「光の方へ」を聴きながら歩いていたら泣きそうになった。悲しくなって誰かに気持ちを聞いてほしかったけど、いくら仲良しでもこんな話されたら困るだろうから、ブログに書くことにした。ブログなら恥ずかしいことを書いてもあんまり恥ずかしくないし、嫌ならすぐ読むのやめられるし。

 

人と仲良くなるのに時間がかかるのだと思っていた。でもたぶん時間とかの問題じゃないんだなって気がついた。人見知りとか緊張とかってことじゃなくて、心が許せてないと何を話したらいいのか全然わかんなくなっちゃう。話す前から「わたしが話す内容を楽しく思わないだろうな」って思っちゃうから、延々と「楽しい話題」を探し続けて、そんなもん存在しなくて、沈黙して、最悪なかんじになる。楽しい話題ってなんだ。みんないつもなに話してんだ。ほんとうに楽しいと思って笑っているの?

落ち着いて喋れる人って、良くも悪くもみんなどこかがわたしと似ている。最近深く関わる人たちがみんなそうだったから忘れていたけれど、わたしが社会的に属さなきゃいけないコミュニティはそうじゃない人たちがマジョリティなんだった。でもそこだってちゃんと好きな居場所でありたい。敵じゃないし、悪意もない。ただ好きな居場所でありたいんだ。

 

そもそも話題を用意していかないという心構えが間違っていた気がしてきた。何事においてもある程度適応していくには考えて行動することとある程度の準備をしておくことが大切だ。

めっちゃダサくて好きな準備の歌。

 

明日も職場の人とそういう場に行かなきゃいけないから、今から話題を考えておくことにする。話題話題話題、まじで話題ってむずい。いや、そもそも話題なんてもの、そんなに仲良くない人との間に自然には生まれなくないか?うんだから、相手に興味を持つ方向でいこう。休みの日は何してますかとか、最近なんか楽しいことしましたかとか、いやお見合いじゃないんだからさ。大学のとき、友達に「仲良くなりたいのなら、相手を好きということを全面に出さないといけないよね。自分のこと好きってわかってる相手、仲良くなりたいじゃん」って言われたことがある。まじでほんとそうだと思う。

やっぱ、誰にでも通じる鉄板ネタ的なものをひとつは持っておきたい。「話題 飲み会 ネタ」でGoogle検索をしたら、一番最初に「仕事の話」って出てきてマジで最悪だなと思った。

 

わたしの強みを強みとして受け取ってくれる人とだけ関わっていたい。でもそれじゃだめなことの方が多い。だから好きなものの話を万人に通じるように話せるようになりたかった。練習もしようとしてきた。だけど結局独りよがりなことばかりだ。独りよがりがいちばん楽だ。

 

好きなもののプレゼンをするのがとても上手な人がいて、わたしはその人の話を聞くのが大好きですごく楽しみだったのだけど、その人のことを陰で「自分の話しかしないから友達がいない」と評した人がいた。その人とわたしはすごく似ていたからなんとなくわかる。そういうことじゃないのに。でも人の目にそうやって映ってしまうこともきっとあって、それが怖くてたまらない。実際に自分の話しかしてなかったのかもしれないけど、それでもそれが面白いと思える魅力があるのなら、それでいいじゃん。その魅力を見出せる人になりたいし、自分自身も魅力を持てる人になりたいと強く思う。

 

そうやってできるだけ世界に優しくありたいとは思ったりするけど、でもだけど、本当に傷ついたら「わたしを傷つける奴みんなくたばれ」のマインドも忘れたくない。忘れちゃいけない。無意識の悪意にさらされてついたささくれみたいな傷だって、そんなに痛くないし目立たないからって無視する必要はないのだと思う。わたしにとって本当に大切な居場所だけがちゃんと守られていれば、それだけだって生きてはいけると思うから。全部を受け入れなきゃいけないことなんてないはずで、まぁそこの見極めが難しくて仕方がないのだけど。

 

今日もぜんぜん眠れない。

たぶん明日も眠れないし、明後日も眠れない。

 

家に帰った後、YouTubeでいくつか動画を見て笑ったりしたらちょっと元気になった。やっぱりわたしは好きなものに支えられて生きてるなと思った。