フープフラフープ

はらの趣味です

スーパーハッピーフォーエバー

鼻の下ににきびができてしまった。いちばんできてほしくないところに・・・

 

今日から、寝る前にシャワーを浴びてみることにした。今までは寝汗が次の日に持ち越されるのが嫌で朝シャワーをしていたので、寝床が汚いという問題があった。でもここ数日は寝汗あんまりかいてないな、と思ったのと、たまに自分を大切にするんじゃなくて寝る前の時間があるときなら毎日スクラブまでせずともトリートメントとかボディクリームとかは塗れるな、と思って、今日から眠前シャワー。たぶんもう3年くらい朝シャワーしていたから、わたしにとってはかなり実験的な試み。だけど、この化粧水どうだろう、シャンプーどうだろう、っていうことから始まって、この映画おもしろいかな、この本おもしろいかな、自炊をしよう、これを買おう、あれを買おう、本を作ろう、ドラムを習ってみよう、あの人に会ってみたい、とか、わたしの人生って実験の繰り返しじゃんって思った。いいねと思ったら続ければいいし、だめだと思ったら捨てればいい。いろんなものに開いていきたい。寝る前のシャワーは、とても気持ちがよかった。これを機にシーツを新しいものにかえて、それもうれしい。

 

そういうふうに思えたのは、今日観た「SUPER HAPPY FOREVER」という映画のおかげだ。たぶん、友達が観ようって言ってくれなかったら観てなかったと思う。そんなにハマらないだろうな、もしかしたら好きかもだけど、くらいのかんじで見てみたら、めちゃくちゃ好きな映画で、ほんとうに素晴らしい映画体験になった。Strangerという菊川の映画館もちょうどいい大きさ、居心地のいい座席で、その場所だったこと、隣に友達がいて終わってから映画の話ができたこと、その後に降りたことのない駅で降りて川沿いを散歩したこと、その友達がくれた誕生日プレゼントが最高だったこと、そういう全ての条件がたまたま重なって生まれた映画体験だったと思う。何度だって観たい映画だったけど、この映画から今日以上の感情はきっともう得られないんだろうなって思ったら、もう一生観なくてもいいかもしれないって思った。

映画はギャンブルだよ、って言って、なにいってんだこいつって顔をされたことがある。おおよそ2時間と2千円を賭けて、きもちよさや楽しさ、涙や笑い、あたたかさや共感、時に怒りやつらさを体験できる賭けごと。なんにも得られないことも、嫌な気持ちになることもある。だけど、たまにこうやって体の髄に刺さる映画に出会ってしまう度に、どうして自分が映画館に足を運んでいたのかを思い出す。最近は行ってよかったと思える映画が少なくなってきていて(というより観る母数が減っただけなのかも)映画に対するモチベーションがかなり下がっていたんだけど、また777が揃ってしまったから、わたしはこれからもきっと映画館に通ってしまうのだろう。映画があれば、きっとスーパーハッピーフォーエバーだね。