フープフラフープ

はらの趣味です

2023-01-01から1年間の記事一覧

祖母

「おばあちゃん、癌だって」 母方の祖母の甲状腺癌がみつかり、気道に広がっていて、呼吸の音がおかしくなっている、という連絡が母からきた。もう93歳だからむしろここまで生きていることがすごいんだけど、やっぱり身近な人の死を意識する時間はしんどい。…

文学フリマ東京37に出展します。

まつもとさん(anomeno)と「街の声」というZINEを制作しており、完成したら文学フリマ37(2023/11/11)に出展することになりました! ずっと何かしらの形で本が作りたかったので、本当に嬉しいです。 c.bunfree.net 旧Twitterでフォロワーさんたちから募集…

日々のソナチネ

日曜の夜に終電に乗り込む人がこんなにいるんだ、と思った。乗り換えの時間が20分くらいあるので、ホームのベンチに座った。ホームにいる30人くらいの人たちみんながひとりで、そのほとんどがスマホをいじっている。わたしの膝にはASIAN KUNG-FU GENERATION…

40.3℃が揺らす光

友達と近所のカフェでランチをして、解散後の時間がちょうどよかったから「アステロイド・シティ」を観に行くことにした。思ったより道が渋滞していて間に合わなくなりそうだったけど、ギリギリで滑り込んで最初から最後まで観ることができた。映画の中身は…

ナーナナ

鏡を見たら眉毛が中学生のそれみたいに細く短くなっていて驚いた。剃った記憶がない。家から駅までの道のりは生ゴミのにおいがして、地面にはいつのものかわからない吐瀉物が放射状に広がっている。できるだけ日差しを避けながら進む。駅に着いて考え事をし…

生活はできそう?

仕事で後輩の女の子と一緒に職場に残って、おしゃべりしながら仕事して、一緒に夕飯食べて、そのまま職場に泊まった。翌日のお昼に帰ろうとしたらその子がいて、「帰ってゆっくり休んでね~」って言ったら「実は、私お迎えを頼んでいて、このまま夫とコスト…

膨大な知識があればいい

「健康な体があればいい」というタイトルをつけたあとに、1年前の今日全く同じタイトルのブログを書いていたことに気づいた。 お誕生日おめでとう、わたし。ついにアラサーからサーに昇格しました。いつかグラサンの似合うかっこいいババアになるために、経…

タイトルが決まらないまま20分が過ぎた。

ブログってどうやって書くんだっけ。ちょっと忙しくなってちゃんとした時間が取れなくなって、半年の間に書きかけの下書きが16もあるのに、どれも推敲されないまま眠っている。君がかつて住んでいた街へ向かう電車の中で、空腹を紛らわすようにこれを書き始…

大好きなCDをかけてあの頃にかえろう

ブログ書きて〜って思ってたし書くこともあったのに、書くのがめんどくさすぎて全然書いてなかった。やりたいとめんどくさいは両立する。しかもけっこう比例する。楽しいことはめんどくさいよね。 (「少女は卒業しない」についてざっくりとしたネタバレがあ…

692円

最寄駅の改札にかざしたiPhoneにうつる692円という文字が東京との距離を物語る。近い気もするし、遠い気もする。今日の運賃は、往復で1800円くらい。映画一本分くらいの値段と、短めの映画二本分くらいの時間がかかる。 友達の「あなたにとって、映画館で映…

たくさんある

やることが多い。やることだらけ。羅列することでやることの多さを具体的に自覚するのが嫌で、やることから目を背け続けている。催促のあったものだけ手をつける。こんなんだとどこかで綻びが出ることはわかっている。 前に、Twitterで「無言でメルマガを解…

おやすみ

朝、職場の中を移動しながら、「今の仕事は面倒くさいからやりたくないみたいな消極的な嫌さじゃなくて仕事そのものが大きなストレスだからやりたくないんだなぁ」と思えて、せっかく売店にオムライスのおむすびがあったのに全然嬉しくなれなかった。嬉しく…

できるだけわかりやすく返すね

住みたい家が見つかった。内見したらとても素敵な家で、ウキウキで申込書を書いて見積もりを出してもらったら、初期費用がとんでもない額になっていた。敷金1ヶ月、礼金2ヶ月、仲介手数料1ヶ月、そこに新築だからどうたらこうたらとよくわからない料金が上乗…

大丈夫じゃなくて

インスタグラムにでてきた前の職場の知り合いが、怪しい宗教のものを売る人になっていた。帰りの電車は非常停止ボタンで止まり、すぐに動き出した。隣に座った男の人のブーツがわたしとほとんどお揃いだった。向かいの寝ている人はなにかの音楽を聴いていて…

親知らず

親知らずが生えてきたよ 怖いから歯医者には行かない そしたら痛くなったよ まじで痛くてやばいよ

声と嫌いと年のはじまり

去年の夏、みてる映画がめちゃくちゃ被ってるのにすきな映画がほとんど被らない友達ができた。表現を捉えて映画の可能性を愛するその人と、感覚で捉えて映画の中の思い出を愛するわたしで、角度の違う目線のレビューや正反対の評価が多くて楽しい(可能性愛し…