フープフラフープ

はらの趣味です

よろしい、ならば清掃だ

 

 

流し台の流れた先が大変なことになっている可能性が高い。料理をする時期はちゃんと三角コーナーを使うからあそこのゴミ溜めみたいな部分はまあまあ綺麗なままなんだけど、最近はまともな料理をしていないから、ホットサンドのカスとかお皿に乗ったきめ細かい生ゴミをそのまま洗って流している。だからたぶん、そういったものの煮凝り的なヤバいのがあのへんに溜まってきている気がする。シュレディンガーのゴミ溜め。料理という口の中にはこぶものをつくる場所の奥にそんなところが存在しているという事実、ヤバいと思う。でもどうせ掃除してもまたそういうゴミが発生してしまうということがモチベーションの低下につながっている。というか掃除全般そうだ。また汚れるからもういいじゃん。

 

よくない。

 

仕事もそんなふうに考えてしまう。一件一件、丁寧に処理して終わらせても、どうせまたすぐ同じようなことをやらされるし、しかも毎回マイナーチェンジするから頭使うし、処理した案件たちが積み重なって功績となるわけでもない。まわす日々が虚無でしかないのに、まわすこと自体に強いストレスを伴うから、やっぱりせめて残るものがほしい。辛いなら達成感がほしい。辛くないなら達成感なんてなくても全然いいけどね。ほらまた、そういうこと言ってちゃ正しい人たちから責められるのもわかってるよ。

 

達成感、とか積み重ね、とかってものが好きだ。言葉自体は嫌いだし、そういう言葉を使うひとにはなれないし、「やりがい」なんてうんこだと思ってるけど、積み重ねること自体はとても好き。だからフィルマークスなんてやるんだと思う。積み重ねが可視化されるコンテンツは、わたしの積み重ねたい欲求を気持ちよく満たしてくれる。形に残るって素敵なことだ。

読み終わった本を並べておくのも好き。

パンフレットを本棚にしまうのも好き。

半券を順番にしまっておくのも好き。

日記のページが埋まっていくのが好き。

食べたものを写真に残すのが好き。

LINEのアルバムが毎月増えていくのが好き。

地図の行った場所を塗りつぶすのが好き。

歴史が見た目に反映されるタンニンなめしの革や真鍮が好き。

思い返せばわたしがお金や時間をかけるのはそういう積み重なっていくものばっかりだ。

 

 

推敲して、わたし最近「よろしい、ならば戦争だ」構文が多いなって思った。

よろしくない。